宏彰が10歳の時に、父親は交通事故で亡くなっていた。千里は必死に働いて、女手一つで宏彰を育てた。懸命な千里の姿を見て宏彰は、いつからか千里を女として好きになっていた。そんなある日、千里が会社から無理矢理有給を取らされた。働き過ぎの千里を会社が心配してのことだった。会社が福利厚生施設として提携している温泉旅館にも勝手に予約された。一人で行くのも何だと、千里は宏彰を温泉旅行に誘う。その行く先で、宏彰は千里に思いを告白する。千里は母として、女として宏彰に応えようとするのだったが……。